FP独学

FPは独学合格できる?

FP試験は、独学で合格できる試験なのか?

答えは「イエス」とも言えますし、「ノー」とも言えます。決して、答えをはぐらかしているわけではありません。FP試験には、難易度に応じて複数の級が設定されているため、独学で合格を目指せる試験もあれば、独学での合格が非常に難しい試験もあるということです。

本題である「独学」について述べる前に、まずはFP試験に関する基礎知識として、「複数の級」について説明しておきます。
FP試験には、難易度の低い順に3級、2級、1級の、3つのカテゴリーがあります(1~3級とは別に、AFP・CFPというカテゴリーも存在するのですが、ここでは割愛します)。FP試験3級というのは、「FP業務に従事したい」、あるいはそこまでいかなくても「FPについて興味があるので勉強してみたい」といった、業界未経験者や初学者が最初にチャレンジするカテゴリーになっています。言うなれば、入門レベルです。その上のFP試験2級は、FP試験制度の中核をなすカテゴリーで標準レベル。FP試験1級は、さらに上(たとえば独立など)を目指す実務経験者向けのカテゴリーで上級レベルとなります。

そして、それぞれのカテゴリーと独学との関係を表にまとめると、以下のようになります。

  1級 2級 3級
独学での合格 ×
(困難)

(微妙)

(可能)

表について、細かく見ていきたいと思います。
まずFP試験1級についてですが、表では「困難」と記載しているものの、実際には限りなく「不可能」に近い「困難」だと思ってください。FP試験1級と、その下の2級・3級とでは、試験の内容、出題形式、難易度、さらには日程や受験資格に至るまで異なる点も多いので、「別物である」くらいに考えておいた方が良いでしょう。いずれにしましても、FP試験1級に独学でチャレンジすることはおすすめしません!

2級は、とりあえず置いておいて、FP試験3級については独学で合格することも十分に可能です。しかし「金融業界経験者かFPの学習経験者ならば」という但し書きが付きます。FP試験の試験範囲については、「試験概要」のページで改めて触れますが、計6分野にも及びます。その膨大な学習範囲に、未経験者や初学者が独学で挑むのは、やはり無謀というものです。

FP試験2級の受験生というのは、受験資格の関係上、業界経験者か学習経験者のどちらかに必ず当てはまるので、その意味では、独学で合格を目指すことも可能です。ただし、より確実に合格を目指すのなら、通学や通信講座の利用を検討するのも手です。2級のテキストに目を通してみて、「できそう!」と思えば独学を、「難しそう」と思えば通学や通信を選ぶというのでも良いかもしれません。