学習スケジュールの重要性

FP試験に独学で合格するためにもっとも必要なこととは何でしょうか?

時間、やる気、受験テクニック、強い意志、良いテキスト……。確かに、どれも大切ですが、1番ではありません。それでは、FP試験に独学で合格するためにもっとも大切なことは何かというと、それは、学習スケジュール作りである、と言っても過言ではありません。

逆に考えてみましょう。もし、しっかりとした学習スケジュールを立てずに、独学で受験勉強を始めた場合、どういったことが起こるか――。
まず考えられるのは、試験日までに、学習範囲のすべてを終えられないというケースです。FP試験は学科試験6科目プラス実技試験からなり、受験勉強期間中に学ぶべきことはたくさんあります。それを頭から順に、しかも完璧にこなそうとすると、どうしても時間が足りなくなってしまいます。また、仮に学習範囲のすべてを終えられたとしても、インプット学習が中心で、アウトプット学習までは十分に手が回らないといったケースなども考えられます。独学で不合格になるのは、実は、こうした準備不足に原因があることがほとんどなのです。

FP試験は年3回実施されるので、学習時間が足りなければ、当初予定していた試験の次の試験を受験すれば良い、という考え方もあるかもしれません。しかし、この考え方は絶対にやめましょう!「次がある」という逃げ道を用意してしまうと、集中力ならびに学習効率の低下を招き、結果として、いつまでも合格できない事態におちいりかねません。その意味でも、試験日までに、学習範囲のすべてをしっかりと消化できるような学習計画を作ることが大切なのです。

FP試験2級を例に取ると、独学でFP試験に合格するのに必要な学習時間は約200時間と言われています。そのうち100時間をインプット学習に、残りの100時間をアウトプット学習に費やすイメージを持つようにしてください。
インプット学習は、テキストの読み込みを中心に各科目10時間ずつで、余った時間を苦手・不得意科目に費やす。アウトプット学習は、過去問を何度も繰り返し解くようにしてください。

平日に2時間ずつ、土日に5時間ずつの時間を確保できれば、週の学習時間は20時間になります。このペースで、10週間という短期で200時間分の学習範囲を終えることができれば、学習スケジュールとしては理想的と言えるでしょう。