独学のコツ②

FP

「独学のコツ①」のページでは、適切なFP試験対策用教材の選び方について解説しました。このページでは、独学のコツの2つ目として、効果的なアウトプット学習の仕方についてアドバイスさせていただきたいと思います。

総学習時間に占めるアウトプット学習時間の割合は、最低でも5割。すなわち、総学習時間が200時間だとしたら、最低でも100時間はアウトプット学習のために時間を割きたいところです。「アウトプット学習の時間が多いのでは?」と感じる受験生もいるかもしれませんが、FP試験の受験対策で、アウトプット学習を重視するのには理由があります。
理由のひとつは、FP試験が、単なる知識を問う試験ではなく、より実践的な能力を問う試験だからです。「リスク管理」という科目のように、暗記中心の科目もあるにはありますが、それはほんの一部。その他の多くの科目では、たとえば計算問題なども出題されます。そのため、学生時代の算数や数学の勉強がそうであったように、FP試験の勉強においても、実際に手を動かすことがとても重要になってくるわけです。
理由のもうひとつは、FP試験が、時間との戦いだからです。FP試験においては、2時間の試験時間で全60問を解かなければなりません。つまり1問に費やすことができるのは、わずか2分です。そこで必要になってくるのは、何よりも瞬発力です。解答の瞬発力を高めるためには、アウトプット学習を繰り返すほかありません。

さて、突然ですが、ここで質問です。
アウトプット学習を行う上でより効果的なのは、「5冊の問題集を1回ずつ解く」、それとも「1冊の問題集を5回繰り返して解く」のうち、どちらか?
答えは後者です。一見したところ、前者の方が、さまざまな問題パターンに接することができて良いように思いますが、実践的な問題が多いFP試験で重要なのは、解法をしっかりと身に染み込ませて、素早く解答できるようにしておくことです。独学の場合、不安感から、複数の問題集に手を出してしまいがちですが、そこはぐっと堪えて、1冊の問題集(もっともおすすめなのは過去問です)を繰り返し解くことを心がけてください。

そして、アウトプット学習として忘れてはならないのが模試です。模試は、試験本番の格好の予行練習であると同時に、受験指導校が練りに練った最良の予想問題集でもあります。特に独学の場合には、通学講座の受講生などと比べて、実践の経験が不足していますので、模試を有効活用することで、そうした経験不足を解消する必要があります。