科目別独学法(学科編②)

FP試験における学科試験の試験科目は「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6科目になっています。このページでは、「金融資産運用」および「タックスプランニング」の、独学による攻略法について解説したいと思います。独学で、FP試験にチャレンジする受験生は是非参考にしてみてください。

●「金融資産運用」科目の独学法

将来に向けて積み立てや運用をする際に、数多くある金融商品の中からどれを選び、そしてどう組み合わせれば良いのか。「金融資産運用」科目では、FPとしてそれらを正しく判断、そして顧客に提案できるよう、銀行や郵便局の金融商品の内容等について学びます。
この科目で受験生を悩ませるのは、利回りの計算でしょう。たとえば債権の利回りには「応募者利回り」「最終利回り」「所有期間利回り」の3種類があって、FP試験では、3つそれぞれの計算式をきちんと使いこなせなければなりません。独学で、「金融資産運用」科目を学習する際には、計算問題を反復して行い、そうした計算式を体で覚えるようにしてください。
その他にも、「GDP」「マネーサプライ」「企業物価指数」といった経済・金融に関する知識が必要とされますし、「PER」「PBR」「ROE」といった株式投資でお馴染みの用語なども登場します。数字や経済に強い受験生と弱い受験生とで差が出やすい科目でもあるので、苦手意識を持っている人は、十分に対策を練って、ここで大きな差をつけられないようにすることが大切です。

●「タックスプランニング」科目の独学法

50種類を優に超えるタックス、すなわち税金の中で、FP試験で主に問われるのは「所得税」「住民税」「事業税」、そして2級以上になると、そこに「法人税」「消費税」が加わります。「たった5種類だけなら楽勝!」と思われるかもしれませんが、税金の世界はそれほど甘いものではありません。ひとつの税金でひとつの試験科目が作れるくらいに、その内容は広く、奥深いものになっています。なので、独学で、「タックスプランニング」科目を学習する際、5つすべての税金を万遍なく学ぼうとすると、おそらく時間はいくらあっても足りないでしょう。
そこで、学習時間の確保が難しい受験生は、「所得税」に的を絞ることをおすすめします。なぜなら「タックスプランニング」科目全10問のうち、半数近くは「所得税」からの出題となりますので。