科目別独学法(実技編)

FP

ここまで、「科目別独学法」と題して、学科試験6科目の具体的な勉強法について紹介してきましたが、このページではいよいよ、不安に感じている受験生も多いと思われる「実技試験科目」にスポットを当ててみたいと思います。

特に初学者の場合、「実技試験」という言葉に腰が引けてしまい、なかには受験そのものを諦めてしまうケースもあるようです。確かに、実技試験の試験範囲は、FP試験3級なら「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」、FP試験2級なら「個人資産相談業務」「中小事業主資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」といった具合に抽象的で、ややわかりづらいのも事実です。また、学科試験のような択一式の問題ではなく、事例形式の問題である点も、実技試験をとっつきにくいものにしている大きな要因かもしれません。

そんな実技試験を攻略する上でもっとも大切なのは、学科試験対策で行う基礎学習です。なぜなら、実技試験は出題形式や解答方法こそ学科試験と異なりますが、そこで求められる知識自体は、学科試験の延長線上にあるものだからです。なので、独学でFP試験の合格を目指す受験生も、まずは学科試験対策をしっかりと行ってください。それがそのまま、実技試験対策にもつながってきますので。

ただし、もちろん、実技試験に特化した対策というのも講じる必要があります。ここでは、そのうち、独学でもできる2つの対策を紹介したいと思います。
まずは、計算問題を繰り返し行うことです。特に「係数を用いた計算」「建ぺい率・容積率の計算」「利回りの計算」「株式の投資指標の計算」「住宅ローンにおける総返済額の計算」「路線価による宅地の評価計算」「入院給付金の計算」などは頻出傾向にあるので、解法をしっかりとマスターしてください。
もうひとつは、資料の読み取りに慣れておくことです。「所得税の確定申告書・源泉徴収票」「保険証券」「路線価図」などの見方、そして必要な情報の読み取り方には、問題演習などを通じて、十分に慣れておく必要があります。